私たち男性は、一般に化粧品についての知識が乏しいです。
「化粧=女性がするもの」
というのは思い込みに過ぎません。
とはいっても、メイクをするという意味ではなく、肌や頭皮を清潔に保ち、見栄えをよくするという意味のほうが強いかもしれません。
化粧品の種類について
化粧品の種類についておさらいです。
化粧品には様々な種類がありますが、使用する部位や目的によって分類することができます。
ボディケア化粧品とは
ヘアケア化粧品の使用目的
スキンケアを考えたときに、顔と頭の部分をフェイシャル、首から下の部分をボディと考えます。
ボディケア化粧品の目的も当然ながら、身体を洗浄し、清潔に保つことにあります。
さらには、体臭を防ぐためという目的もありますのでそのあたりも含めて考えた方がいいでしょう。
ボディケア化粧品の種類
ボディケア化粧品にも種類があり、それぞれ役割が異なります。
ボディケア化粧品の種類
洗浄料
ボディソープやボディシャンプーのことです。
身体の洗浄を目的としていますので、原料としては界面活性剤が主成分となります。
顔と比べて、体臭の原因となる物質が多く分泌されるので、しっかりと洗い流す必要があります。
シャンプーやスキンケア(顔)の洗顔料と同じように、肌の水分補給は大切になりますので、適度な洗浄力と保湿力のあるものを選ぶことが正解です。
特に、風呂から上がった後の身体は体温が高く、水分はすぐに蒸発してしまうからです。
主な成分は界面活性剤
ボディソープ・ボディシャンプーの主成分は界面活性剤です。
この界面活性剤の種類によって、洗浄力や肌への負担も変ってきますので、代表的な成分を理解しておくことが大切です。
洗浄力 | 刺激性 | 泡立ち |
主な成分 | |
石けん系 | 強 | 弱め | 高い |
名前に「石けん素地」「純石けん」「脂肪酸カリウム」などがつくもの。 |
高級アルコール系 | 強 | 強め | 高い |
名前に「~硫酸」などとつくもの。 |
アミノ酸系 | 中~弱 | 弱い | 弱い |
名前に「~グルタミン酸、~アラニン、~グリシン」などがつくもの。 |
タンパク系 | 中~弱 | 弱い | 弱い |
名前に「~加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン」などがつくもの。 |
ベタイン系 | 弱い | 弱い | 弱い |
名前に『~ベタイン」とつくもの。 |
※洗浄力、刺激性、泡立ちは目安であり、商品によって配合が異なるため一概にはいえませんが、あくまで参考にしてください。
一般にアミノ酸系、ベタイン系のもののほうが刺激が少なく、適度な洗浄力をもちますが、脂性肌の方にとっては、洗浄力が弱く十分に皮脂が落とせない場合もあります。
自分の肌質に合わせて選ぶことが大切です。
防臭化粧品(デオドラント化粧品)
私たち男性には男性特有のニオイがあります。
それが、汗臭(ワキガ)、ミドル脂臭、加齢臭です。
これらを改善、予防するためのものが防臭化粧品(デオドラント化粧品)です。
防臭化粧品の機能としては
体臭を防ぐためのボディソープ選びはこちら!
ニオイの原因についても説明しています!
こちらもCHECK
-
【男の体臭対策!】イヤなニオイの原因を解説。おすすめのボディソープ8選!
続きを見る
防臭化粧品の種類
防臭化粧品と種類は大きく分けて4つ。
場所などの使用用途に合わせて、効果的に使っていきたいですね。
防臭化粧品の種類
主な成分・使用感 |
商品形態 | 防臭効果 | |
洗浄料 | 界面活性剤 | 液状 | 中~強 |
デオドラントローション |
エタノール | スプレー (ミスト) | 低~中 |
ロールオン | 高 | ||
デオドラントパウダー |
タルクなどが多い | ルースパウダー(粉状) | 低~中 |
プレストパウダー | |||
デオドラントスプレー |
サラサラした使用感 | パウダースプレー | 低~中 |
デオドラントスティック | 油性成分に制汗、抗菌作用のある成分を配合したもの。付着力に優れ、持続性が高い。 | スティック状 | 高 |
脱毛料・除毛料
わきの下や脚に生えた体毛を除去あるいは目立たなくさせるために用いられる脱毛料、除毛料もボディケア化粧品に含まれます。
脱毛料(脱毛剤)はワックスなどで毛を包込んで物理的に抜くもののことをいい、除毛料は体毛を化学的に変化させることで取り除くもののことをいいます。
🔳 脱毛料(脱毛剤)
ワックス脱毛ともよばれているもので、脱毛料を加熱溶解させて体毛に塗り、脱毛剤が固まったら体毛と一緒にはぎとるもの。
毛根から抜き取ることができるため、再び生えてくるまでには時間がかかるが、毛穴が傷つき炎症や黒住などの肌トラブルを起こしやすいというデメリットもあります。
🔳 除毛料
クリームやペーストに「チオグリコール酸Ca」などの有効成分を配合したもので、毛を抜く際の痛みはほとんど感じない。
濃度やpH値が高い場合や、体毛に塗った後の放置時間が長いほど作用が強くなるが、同時に皮膚に与える刺激も強くなるため、取り扱いには注意が必要です。
入浴料・入浴剤
お風呂タイムをより充実したものとする入浴剤もボディケア化粧品に含まれます。
血行促進効果のある有効成分を含み、美容効果を高めるとともに、色や香りによりリラックス効果を与えてくれます。
入浴剤の種類
🔳 無機塩類系入浴料
もっとも一般的な入浴料でしょう。
温泉成分である硫酸塩、炭酸塩などを含み、血行を促進します。
主な成分は硫酸ナトリウム、硝酸マグネシウム、塩化ナトリウムなどが挙げられます。
🔳 薬用植物系入浴料
保湿、血行促進、消炎、鎮静などの効果があるとされる植物を配合したもの。
例えば、トウガラシ、シャクヤク、カミツレ、ユズなどが代表的な植物ですかね。
先に挙げた効能の他にも芳香が高いものも多く、リラックス効果もあります。
🔳 酵素系入浴料
入浴による皮膚の洗浄作用は無機塩類によって高められます。
酵素系の入浴料はさらにパパインなどの酵素を配合することで、その効果を高めたものです。主に粉末、顆粒タイプになります。
🔳 清涼系入浴料
メントールの配合による冷感やミョウバンなどの収れん作用のある成分を配合することで、特に夏場の入浴を快適なものにします。
🔳 スキンケア系入浴料
入浴によって潤った各層の状態を維持するために、保湿成分を多く含んだ入浴料です。
まとめ
第6回目の今回は、「ボディケア化粧品について」というテーマでまとめました。
ヘアケアは私たち男性にとってもとても気になるものですよね。
次回は「UVケア化粧品について」です。
-
【メンズコスメの基礎知識】UVケア化粧品って何?その種類や目的とは?
続きを見る
正しい知識を身に付けてカッコいい男になっていきましょう。
ボディケアも大事だね。
加齢臭気になり始めたよ…
加齢臭!
男のニオイの話もまた今度詳しく教えるよ!
■ 他人からよく思われたい!
■ カッコよくなりたい!
■ 女性にモテたい!
■ 老けて見られたくない!