男性と女性で肌質の違いはある？違いが分かれば必要なスキンケアが変ってくる！

実は男性と女性では肌質に違いがあるのです。

だからこそ男性用スキンコスメを使う意味があります。

今回はその理由を探っていきます。

男性肌と女性肌の違いとは？

基本的には肌（皮膚）の構造としては男女の違いはありません。

まずは、皮膚の構造について簡単にお伝えします。

肌（皮膚）は大きく分けると、外側から表皮・真皮・皮下組織という3つの層から成り立っています。。

それぞれの層の中に、さらに細かい層や細胞が含まれています。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

皮膚の厚さによる違い

一つ目は皮膚の厚さによる違いです。

男性の皮膚は女性と比べて約0.5㎜厚いといわれています。
ちなみに女性の皮膚は約2㎜です。

皮膚は厚みが薄いほど、キメが細かく、柔らかくなります。
女性の肌って柔らかいですよね。

逆に厚みがあるほど、キメが粗く、硬くなります。
男性の肌は触るとザラザラしていたり、毛穴が目立ったりしていませんか？
肌が荒れて見えたり、老けて見られたりしてしまうのはこのせいです。

一方で皮膚が厚いため、外部からの刺激（紫外線など）には強いという側面もあります。
女性と比べて、シミ・シワやたるみなど（肌老化）の加齢による影響が少ないのもこのためでしょう。

だからといって、男性ならば肌老化にならないというわけではありませんので、日々のスキンケアは欠かせません。特に、紫外線はシミなどの原因ともなりますのでしっかり対策しましょう。

皮脂分泌量による違い

2つ目に皮脂分泌量の違いです。

男性の皮膚は男性ホルモンの影響により、思春期の頃から皮脂の分泌が盛んになり、女性の2～3倍の皮脂量を分泌します。

女性の皮脂分泌量は加齢とともに減少していきますが、男性はあまり減少しません。

そのため、自然と毛穴が開き汚れや皮脂が詰まりやすくなってしまいます。

「肌が脂っぽい」「テカリが気になる」といった男性特有の慢性的な悩みが続くのはこのせいです。

男性に多いと思われるいわゆる「脂性肌（オイリー肌）」というものです。

皮脂が毛穴に詰まると、雑菌が繁殖してニキビや吹き出物の原因ともなってしまいます。

対策としてはしっかり洗顔することです。

その一方で、皮脂が多いために乾燥しにくく、シワになりにくいという利点もあります。

水分量の違い

3つ目に水分量の違いです。

男性と女性では肌に含まれる水分量が大きく違います。

「男性の肌の水分量は女性の50％しかない！」ともいわれています。

ちょっと驚きの数字じゃないですか？

肌の水分が少なくなると乾燥してしまい、シワやたるみの原因となったりします。

しかも、水分蒸散量は女性の約2～2.5倍とされています。
もともと水分が少ない上に、蒸発しやすいということですね。

さらに男性の肌には特徴的なことがあります。

男性の肌は、水分が少なくなり乾燥すると、「より皮脂を分泌する」ようになってしまいます。これは少なくなった水分を守ろうとして皮脂を分泌する働きが高まるためです。いわば防衛本能のようなものですね。

油性肌の負のスパイラル

といった悪循環が生まれてしまうのです。

「ちゃんと洗っているのにベタつく・テカリが気になる」のはこの仕組みによるものです。

対策としては、失った水分を化粧水で補給（保湿）しましょう。
そして皮脂の過剰分泌を防ぐためには乳液やクリームで適度な油分を与える（保湿）ことが大切です。

ひげ剃りによるダメージ

男性特有のお手入れにひげ剃り（シェービング）があります。

清潔感を保つ意味でも欠かせませんよね。

カミソリで剃ったり、電気シェーバーを使ったりしますが、そり落とすと同時に肌表面の角質や皮脂膜までも必要以上にそぎ落としてしまうので、肌荒れや乾燥の原因となることもあります。

ヒゲを剃った後ヒリヒリしませんか？

これは肌が乾燥してしまうからです。

ひげ剃りする前にシェービングクリームなどを使って肌へのダメージを減らし、ひげ剃り後はローションや化粧水を使ってしっかり水分補給しましょう。

スキンケア習慣の欠如

男性は一般的に女性と比べて、スキンケアへの意識が薄く習慣が身についていないケースが多いです。

中には、洗顔もお湯で洗うだけなんて人もいるかもしれませんね。

女性の場合は毎日メイクをしたりしますので自然と意識が向きますが、男性の場合はほとんどの人がメイクしませんし、鏡を見る機会も少ないのではないでしょうか？

鏡をみてばかりいるとナルシストと言われてしまうかもしれませんが…(笑）
意識的に鏡をみて身だしなみのチェックをすることも大切だと思います。

確かに、洗顔⇨化粧水⇨乳液・クリーム（⇨美容液（必要に応じて））といったステップは男性にとってはなかなかの負担となります。できるだけ時間をかけたくないのが本音でしょう。

そこで、おすすめしたいのが化粧水・乳液・クリーム・美容液がひとつになったオールインワンタイプです。

これならば、洗顔⇨オールインワンの2ステップでスキンケアを完了することができます。

長く続けていくためにも、日々の負担は少なくしたいですよね。

自分に合ったメンズコスメを使おう！

スキンケアの基本は洗顔⇨水分補給⇨保湿というサイクルです。

それならば「女性用のスキンケアコスメを使っては効果がないのか」と思うかもしれません。

確かに効果が無いとはいえません。何もしないよりは全然いいです。

しかしながら、

ここまで見てきたように、男性の肌と女性の肌では違いがあります。

男性の方が、「皮膚が厚い」「肌の水分量が少ない」「皮脂分泌量が多い」「年齢による老化が遅い」ということから、女性用のコスメと全く同じものでは効果が薄いのです。

だからこそ、「皮脂・汚れをしっかり落とし、適度な油分と十分な水分を補う」メンズコスメがおすすめなのです。

もちろん、男性の全てが脂性肌（オイリー肌）なわけではないですし、乾燥肌や敏感肌の方もいると思います。

しみ・シワ・たるみなどのエイジングケアやニキビに悩む方も多いことでしょう。

肌質は人それぞれ違います。
個人差もあるでしょうから、自分に合ったスキンケアを探して使うことが大切になってきます。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

スキンケアは毎日のことです。継続して行かなければ意味がありません。

すぐに結果は出ないかもしれませんが1年後、5年後、10年後に後悔しても遅いです。
始めるならば早いほうがいいに決まってます。

魅力的な男になるために…さあ、すぐに始めましょう！

最後に､男性と女性の肌の違いのまとめです。

男性の肌の特徴