メンズコスメの基礎知識

【メンズコスメの基礎知識】化粧品の成分表示って何?化粧品を選べるようになろう!

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私たち男性は、一般に化粧品についての知識が乏しいです。

「化粧=女性がするもの」

というのは思い込みに過ぎません。

とはいっても、メイクをするという意味ではなく、肌や頭皮を清潔に保ち、見栄えをよくするという意味のほうが強いかもしれません。

■ 他人からよく思われたい!
■ カッコよくなりたい!
■ 女性にモテたい!
■ 老けて見られたくない!

当然ながら、男性にもこういった思いはありますよね。

ただ、化粧品に対する知識が圧倒的に女性と比べて乏しいのも事実。

なんとなく化粧品(医薬部外品も含めて)を選ぶのではなく、正しい知識を身に付けて選んだほうがより高い効果を得られると思い、メンズコスメの基礎知識をまとめていきたいと思います。

第2回目となる今回のテーマは、「化粧品の成分表示について」です。少しでも、化粧品に興味を持っていただき、意識の向上に役立てたらうれしいです。

成分表示って何?
知ってないと何か悪いことあるの?

NORI
SHUU

知ってると自分に合った化粧品を選べるようになるよ。
ちゃんと教えていくよ!

化粧品の成分表示とは何か?

全成分表示の目的は?

化粧品にはその容器あるいは箱に、その商品に含まれているすべての成分が明記されています。

これは「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)の定めるところにより、2001年の4月から全成分表示が義務付けられているからです。

化粧品の製造会社は企業責任のもとに安全性を確保した上で、原料を選択して配合しなければならなくなりました。また、このことにより消費者も自分で判断できるようになったのです。

全表示成分表示をする目的は、「化粧品の製造会社の責任を明確にするとともに、消費者が商品を選ぶ際の参考となるようにすること」です。

※化粧品は2001年の4月から適用。医薬部外品は2006年から適用されました。

旧表示指定成分

全成分表示が義務づけられる前は、旧表示指定成分のみが表示されていました。

旧表示指定成分とは、1980年の薬事法により定められたもので、ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性がある成分のことをいいます。

アレルギー症状を持つ人にとっての目安になっていましたが、いいかえれば、表示指定成分が一切含まれていなければ安全な化粧品であるという誤解も招いてしまっていました。

アレルギーの原因は個人によってさまざまであるという研究成果も明らかとなり、後の改正薬機法で全成分表示が義務付けられるようになったのです。

ちなみに旧表示指定成分は、まれにアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす可能性のある成分102種と香料が含まれていました。

全成分表示の見方とその活用法

全成分表示には一定のルールがあります。

■ すべての成分を明記すること
■ 配合量の多い順に記載すること
■ 配合量1%以下のものは順不同で構わない
■ 香料・着色料は最後にまとめて表示すること
■ キャリーオーバー成分の省略は可能

基本的に配合量の多い順に表示されているのですが、ポイントとなるのは、配合量1%以内のものは順不同の表示となり、配合量までは分からないということです。

だから、正確な意味での効果や効能を推し量ることは不可能といえるでしょう。

あくまでも、参考になるという意味で捉えたらいいと思います。

特定の成分にアレルギーがある人はその成分を避けて選ぶことができますし、万一肌トラブルが起きてしまった場合も、その原因成分を特定しやすくなります。

ちなみに成分名リストは日本化粧品工業連合会(JCIA)によって公表されてます。

医薬部外品の全成分表示について

「化粧品」と「医薬部外品」では全成分表示のルールが少し異なります。

■ すべての成分を明記すること(自主的に)
■ 有効成分を先に表示し、その後にその他の成分を表示できる
■ 成分表示名称は別名(化学名)でも構わない

例えば、多くの化粧品に配合される水を例に挙げると、化粧品では「水」という表記ですが、医薬部外品では「精製水」と表記されるなどです。素人には分かりづらいかもしれませんね。

化粧品成分の規制について

化粧品の配合成分は、基本的には製造会社がその責任において、十分な安全性を確保したうえで自由に配合することができます。

ただし、一定の規制があります。

■ ネガティブリストに抵触しないこと
■ ポジティブリストに抵触しないこと
■ 化粧品の定義を逸脱しないこと

ネイティブリスト・ポジティブリストは厚生労働省の定める「化粧品基準」によって規定されています。

🔳 ネイティブリスト

防腐剤・殺菌剤・紫外線吸収剤およびタール色素以外の配合禁止・配合制限成分です。

🔳 ポジティブリスト

防腐・殺菌剤、紫外線吸収剤およびタール色素の配合の制限です。配合量の制限範囲内であれば安全領域とみなされます。

適正広告のガイドライン

化粧品(医薬部外品を含む)は「薬機法」の定めるところにより、広告に関しての規制がかけられています。

広告の規制に関しては大きくは3つに分けられていて以下のものが禁止されています。

薬機法によって禁止されている広告

■ 虚偽または誇大な広告
■ 効能・効果・安全性などを医師あるいはその他のものが保証したと誤解されるおそれがある広告
■ わいせつな文書・図面を用いた広告

これらは化粧品製造会社のみならず、販売業者やマスコミなどにも適応されます。

もちろん各種ある個人サイトも例外ではありません。(当サイトも含め)

※当サイトでは細心の注意を払ったうえで記事を作成しておりますのでご安心ください。

例えば、

「専門医がおすすめする成分を配合した〇〇」(→誤解を招く)
「アンチエイジングに役立つ」(→「エイジングケア(年齢に応じたお手入れ)」はOK)

もNG広告にあたります。

なかなか表現としては難しいところですよね。

詳しくは日本化粧品工業連合会「化粧品等の適正広告ガイドライン」を参照ください。

大切なのは広告の文言を鵜呑みにするのではなく、自分の意思で見極め、化粧品を選べる知識を身につけることです。

まとめ

第2回目の今回は、「化粧品の全成分表示とは?」というテーマでまとめました。

基本中の基本なのであまり面白くなかったですよね。

次回は「スキンケア化粧品について」です。

【メンズコスメの基礎知識】スキンケア化粧品って何?期待できる効果と原料を解説!

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正しい知識を身に付けてカッコいい男になっていきましょう。

正しい知識をつけていくのも必要なんだね。
勉強嫌いだけど、頑張るよ!

NORI
SHUU

勉強っていうほどでもないから安心してw
少しずつ、学んでいこうね!

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