MENS BEAUTY ヘアケア

【薄毛に悩む人は必見!】育毛に効果のある食べ物とは?

私たちが生きていく以上、毎日の食事は欠かせません。必要な栄養を取り入れて、エネルギーとしています。

健康な身体をつくるのと同様に、髪の毛の成長にも栄養分が必要です。日々の食事からしっかりと摂取する必要があります。

ですが、「どのような食事が髪の毛にいい影響を与えているか」ということを考えたことがありますか?

栄養の偏った食事を続けていたり、乱れた食生活では髪の毛に充分な栄養素が行き届かず、薄毛や脱毛の原因となってしまうことにもつながります。

では、その必要な栄養分とは何か?どうしたら摂取できるのか?

できるだけ分かりやすく解説していきたいと思います。

髪の毛は何でできているか知っていますか?

髪の毛の成分はタンパク質

そもそも、髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質で、80~90%の割合を占めています。
次いで、水分が10~15%程度、残りはメラニンや脂質が含まれます。
ケラチンは髪の毛のだけでなく皮膚や爪の成分にもなります。

このケラチンは18種類ものアミノ酸で作られています。
ヒトの身体はタンパク質でできているのですが、このケラチンタンパクは特にシスチン(L-システイン)というアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。

そして、このシスチンはメチオニンという必須アミノ酸から合成されるのですが、このメチオニンは体内では作れないものなので、食事により摂取する必要があります。

髪の毛ができるプロセスとは?

髪の毛ができるまでのプロセス(過程)としては

1.食事によりタンパク質を摂取する
       
2.タンパク質を分解してアミノ酸を作る
       
3.ヒトに必要なタンパク質として再合成・組成される

というプロセスを踏みます。

分かりやすく言うと、「髪の毛の原材料となるタンパク質がビタミンなどの働きにより、ケラチンになる」ということです!

その効率を高めるために、他にも栄養素をバランス良く摂取することが必要になります。

育毛に必要な栄養素とは何か?

それでは、育毛に必要な栄養素についてご紹介していきます。

タンパク質(アミノ酸)

まずは、髪の毛の原材料となるタンパク質(アミノ酸)です。

「糖質」・「脂質」とならび、三大栄養素の1つでもある「タンパク質(アミノ酸)」は私たちが健康な生活を送るためにも必要不可欠なものです。

中には、体内では生成することができない必須アミノ酸もありますので集中的に摂取したいところです。

【良質なたんぱく質を多く含む食べ物】

動物性タンパク質
・肉類(牛、豚、鶏…など)
・魚介類(魚、小魚、貝類…など)
・卵(ゆで卵、目玉焼きなど)
・牛乳、乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)

植物性タンパク質
・大豆類、大豆製品(豆腐・納豆など)

大豆類以外は全て、動物性タンパク質です。「油っぽい」「調理が面倒」と思う方もいるかとは思いますが、バランスよく栄養を摂るためにも積極的に摂取していくようにしましょう。

特に、大豆にはイソフラボンという栄養素が含まれています。
女性ホルモンの一種でもあるエストロゲンと似ていて、脱毛の原因となるホルモン(DHT=ジヒドロテストステロン)の生成を抑制することができるとされています。

ミネラル

ミネラルは私たちの身体の臓器や組織を円滑に働かせるために必要なものです。 こうしたミネラルは身体の中でつくり出すことはできないため、肉や魚、野菜、海藻などから食事により摂取する必要があります。

亜鉛

亜鉛は食事で得たタンパク質からケラチンを合成する際に必要なミネラルなんです。

「いくら材料があってもそれを作るための職人がなければ意味が無い」ということですね。

さらに、脱毛の原因となる成分にジヒドロテストステロン(DHT)がありますが、これを生成する酵素である5aリダクターゼの働きを抑制する作用もあるんです。(前述の大豆イソフラボンにも同じ効果があります)

このことからも、亜鉛は育毛や脱毛の予防には必要不可欠な栄養素といえます。

【亜鉛を多く含む食べ物】
・魚介類(特に牡蠣、うなぎ、しじみ、ホタテの貝柱など)
・肉類(特にレバー)
・玄米
・アーモンド・ナッツ類

ヨウ素(ヨード)

ヨウ素(ヨード)海藻類に多く含まれているミネラルで、甲状腺ホルモンの原料となります。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を高める働きがあり、育毛の促進につながります。

「海藻が髪の毛に良い」といわれるのは、これが所以ともされています。

ヨウ素(ヨード)を多く含む食べ物
・昆布、昆布の加工品
・海藻類(ひじき、ワカメ、海苔など)

ビタミン

栄養素といえば、もちろんビタミン類も必要です。

ビタミンは「糖質」「脂質」「タンパク質」の三大栄養素の代謝を助ける働きをしており、いわば「潤滑油」のような存在です。身体の機能を正常に維持する役割を持っています。

ビタミンは13種類あるのですが、ここでは特に育毛に効果があるとされているものをご紹介していきます。

ビタミンB群

ビタミンB群は頭皮の新陳代謝を高め、成長を促進する働きがあります。

特にビタミンB6は摂取したタンパク質の吸収を促し、アミノ酸の代謝を高める働きがあります。皮膚や髪の毛の成長には不可欠な栄養素なんです。

他にもビタミンB2、B12も新陳代謝を高めてくれる栄養素です。育毛にも効果があるとされています。

ビタミンB6を多く含む食べ物
・かつお、マグロ(赤身)、鮭などの赤身の魚
・サンマなどの青魚
・豚ヒレ、鶏ささみなど脂身の少ない肉類
・レバー
・バナナ
ビタミンB2 を多く含む食べ物
・レバー(牛、豚、鶏など)
・うなぎ
・牛乳
ビタミンB12を多く含む食べ物
・サンマ、にしん、サバなどの魚
・あさり、牡蠣など
・牛乳

ビタミンC

ビタミンCは皮膚や血管を丈夫にするために不可欠なコラーゲンを生成する働きを持っています。また、鉄分の吸収を高める効果もあります。

コラーゲンは美容関係の商品に配合されていることも多いので有名な成分ですよね。育毛だけではなくキレイな肌のためにも必要なビタミンです。

また、ストレスへの抵抗力を高める効果もあるといわれています。精神的、肉体的ストレスも育毛のためには少ない方が良いのです。

さらに、タバコ(ニコチン)を吸うとビタミンCは大量に消費されてしまうそうなのでタバコを吸う人は特に積極的に摂取していただきたいです。

ビタミンCを多く含む食べ物
・レモン、みかんなどの柑橘類
・新鮮な野菜

ビタミンE

ビタミンEには毛細血管の血行をよくする働きがあります。また抗酸化作用を高め、老化の防止にも効果があります。

髪の毛の成長には、血行の促進が不可欠ですので育毛には欠かせない栄養素であるといえますね。

ビタミンEを多く含む食べ物
・アーモンド、ナッツ類
・カボチャ、ピーマンなどの緑黄色野菜
・ごま、ごま油など

これまで、どんな栄養素が育毛に対して有効なのかをご紹介してきました。

育毛の促進・薄毛の対策としては、どの栄養素も必要なわけですが、いずれも取り過ぎは禁物ですし、偏ってもいけません。全ての栄養素をバランス良く摂取できるように心がけていきたいですね。

特に不足しがちな亜鉛ビタミンCなどは意識的に摂取するように意識したいところです。

まとめ

育毛の促進、薄毛の対策には必要な栄養素があり、それらを多く含む食事をすることが髪の毛の成長にもつながることが分かりました。

とはいえ、食生活の改善改善だけで育毛ができる訳では決してありません

睡眠不足や運動不足など薄毛の原因になるものは複雑にからみあっています。こうした生活習慣も含めて日々の生活を見直す必要もあるかもしれません。

こちらの記事も参考にして下さい!

https://life-man-up.com/usugenogenin/

-MENS BEAUTY, ヘアケア
-

© 2020 MANUP All Rights Reserved